ハンバーグの思い出①

毒親

ゴキブリと共存スタイルでした。
ゴキブリにキャーキャー言うと「虫くらいでピーピー騒ぐな鬱陶しい!!」と怒られるので騒がないように気をつけていました。
ちなみにゴキブリよりナメクジが苦手で(あの人達ミステリアス過ぎません?)お風呂に常駐してらっしゃったのでお風呂が恐怖でした。

今はファミレスで感動とかしないのですが、子供の頃はファミレスって美味しい!!プロの味凄い!!!って思ってました。

母の料理はおそらく加熱が雑だったり、味付けが雑だったりして、周りは焦げてるけど中は生とか、すんごいしょっぱいとか、にんじん固いとか、素材からダメにしてくるスタイルの料理でした。

美味しくないとはいえ、我慢すれば食べることはできました。

しかし、横から「美味しい??美味しくないよねぇ??これは失敗だよねぇ??」と同意したら怒られる罠を張り巡らせた質問を浴びせてくるのでしんどかったです。

正直に美味しくないと言うと怒るし、美味しいと言ってもしつこく聞かれるのでエンドレスに続く尋問を受けながら美味しくない料理を食べる時間がとても苦痛でした。

上の階に住んでいた友人のお母さんは料理が得意でした。
その日はデミグラスソースの煮込みハンバーグでした。
ファミレスより美味しい家庭の味に衝撃を受けて、私は大袈裟に大喜びしてモリモリ食べました。

あまりに感動したので、母にもそれを伝えてしまいました。

母がよく使うセリフ。
「あの人そういうの好きそうだもんね」

料理上手に悪いポイントなどなかなかないと思うのですが、このセリフを添えるだけで悪意ビンビンの悪口感が出るので魔法の言葉だなと思います。

さあ、そして母がその日は作ってくれた晩御飯は。。

すこしも私の話に寄り添わない、いつもの黒焦げバーグで挑戦してきました。

きいてた??私の話きいてた!???

私は聞かれたから答えただけなのですが、、、、

キレると爽快に物を壊すタイプの母でした。

普通、ヒステリックな人も壊れた後の片付けとか再購入の予算とか考えてしまい、理性が働いて加減した行動をしがちですが

母はその辺突き抜けていて、気持ちのままにデストロイヤーでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました